忘れ物

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忘れ物をさがしに・・・

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忘れ物をさがしに・・・





忘れ物が多いみたいですよね。学校の宿題とかじゃなくて忘れ物ですよ。

     駅や警察に届けられる忘れ物とか約束とか

     一昨日の晩御飯すら思い出せなかったり…。

もう少し“ゆとり”のある生活を心がければ今まで見えなかった忘れ物に

     ふと気付いたりするかもしれませんよ・・・。





  最近時代の流れが速く感じて仕方が無いのだが

  自分だけなのだろうか。


  子供の頃から忘れ物をしない様

  朝の支度もゆっくりと行っていたけれど


  少しずつ朝起きる時間も遅くなってくると

  毎朝時間に追われいつしか“忘れ物の代名詞”

  のような存在になってしまった。


  忘れ物が増えたのは自分のせいなのに

  起こしてくれない親のせいにしているうちに

  いつしか遅刻の常習犯にまでなってしまった。




  もともとのんびりしているせいなのかもしれないけれど

  最近は何事に対してもテンポが速く思えて仕方が無い。


  例えば携帯電話やメールにしても

  とても便利さを感じるのだけれども


  場合によっては“使わないほうが良いのでは…”

  と思ってしまう事もある。

  例えば恋愛。


  自分の子供を見ていて思うのだが

  彼女が出来たと思ったら

  あっという間に別れてしまう。


  そんな調子で1年間に4〜5人は彼女が変わっただろうか。

  これは自分の知る限りだが

  聞けば“普通”だそうだ。


  決して携帯を覗いたりはしないのだが

  そこには“愛を育む”などど言う言葉は到底当てはまらない。

  情けない話である。


  上手な例えにはならないのかもしれないけれど

  例えば自ら植えた種が芽を出し花を咲かせたら


  きっと一日でも長くこの花を咲かせていたいと

  大切に思うのではないのか。


  この種を植えてから芽を出し花が咲くまでの

  “プロセス”が大事であるにもかかわらず

  それを無視して結果だけを求めている様に思えてならない。


  恋愛のテンポが速いのである。

  それを可能にしたのが携帯電話やメールなのだろう。


  自分が中学や高校の時は

  誰かを好きになってから何らかの結果が出るまで


  何日かかかっていた事が

  わずか数時間のメールのやり取りで結果が出てしまう。


  少しは羨ましい様な気もするけれど

  やっぱりあの“もどかしさ”や“逸る気持”があったからこそ

  少し苦いような想い出も鮮明に思い出されるのではないのかと思う。




 “もしも携帯電話があったなら

       あの恋は叶っていたかもしれない”


“あの時携帯電話があったなら

        アイツと別れずにすんだかもしれない”



  こんな風に思ったりする事もあるけれど

  どんなに“あの場所”へと想いをめぐらせてみても

  その先の未来までは想像する事は出来ない。


  自分の中ではそれだけ“いい想い出”

  になっているからなのかもしれない。




  便利さとは一体何なのか。

  “何かを得る事は何かを失う事”だと言うけれど

  そんなありきたりな言葉で解決できる問題ではない様な気がする。


  あまり時間を短縮する事ばかりを考えていると

  何か大きな“忘れ物”をしてしまうような気がしてならない。


  “学校”で気付いた忘れ物ならば家に取りに行く事が出来るけど

  時代の流れの中で失ったものは二度と取り戻す事は出来ないでしょう。


  慌てて忘れ物を捜しに出掛けてもその時はきっと

  何を失くしたのかさえ解らなくなってしまっているのではないのでしょうか…。





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